【写真説明】左写真は、屏東県枋寮郷水底寮の街中にある、浸水営越嶺古道の西側起点、地元の人々に「三叢榕」と呼ばれる土地廟がある。「榕」はガジュマルの樹、写真で見る通り、文字通り三株のカジュマルという意味だと思われる。同写真の橋の袂に屋台が写っておりその下の部分が右写真である。その右写真右側の石に「嶺路頭」と刻まれており古道の起点であること示している。「越嶺道起点」ぐらいの意味だろう。同時に「行路平安符咒」(「咒」はおまじないの意味)の文字も刻まれているらしいが、その左側の石上の文字は明らかに別の文字、土地廟の御神体と思われ、確認出来なかった。このように土地廟と一緒になっているのは、道の交差路(現在は三叉路)にあることから石敢當(いしがんどう)的な魔除けの機能を果たしてきたのだろう。
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