【写真説明】左写真は高雄市内から高雄市街、鳳山市、高屏平野(高雄−屏東)越しに望む中央山脈最南端。山並みの左側の最高点が北大武山(台湾百岳92号:標高3,092メートル)、台湾五嶽の一つであり、パイワン族・ルカイ族の聖山、台湾最南の三千メートル峰でもある。その右横の頂が南大武山(2,841メートル)、更に右に移動して、台湾最南の二千メートル峰、衣丁山(標高2,068メートル)へと続く。この写真中央に写る町並みの外れを西側起点として、そのまま真っ直ぐ山に向かい、山を越え、太平洋岸に到る開山撫番道が開鑿された。写真右下に写る通りは、高雄国際飛行場と台湾鉄道高雄駅を結び高雄市中央を貫く中山路。このように、高雄市から大武山が望める日は一年を通じてそう多くはない。水蒸気量が減少する冬場の方が自然と機会が多くなる。但し、この写真を撮ったのは先週、夏場でも、雨が一降りしたりすると幸運に恵まれる。右写真は夕陽を浴びる左から霧頭山、北大武山、南大武山。高雄市内からの大武山は数限りなく見てきたが、このように夕陽を受けた山容を見たのは初めてだった。左写真と同日撮影。撮影地点は両写真とも高度約150メートル。
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