【写真説明】左写真はチカタン社入口付近を望んだもの。後方の山は石可見山(標高1,621メートル)への稜線。この稜線の反対側に、力里渓を挟んでリキリキ社(旧力里)があった。残り二枚の写真はチカタン社の内部。今回のブログのタイトルにあるように、チカタン社は、現存するパイワン族最大の伝統集落遺構と謂われている。ここで「現存」という意味は、旧住居が完全な形で残存しているということだ。「遺構」或いは「遺址」と云う意味では、この旧社より規模の大きなものは存在するのだが、それらの地には屋根(パイワン族住居の場合は石板)が残った住居が殆ど無いという差異がある。尤も、チカタン社は既に廃棄された村だが、いまだに何人かの人々が暮らしており、更に民宿も備わっている。然もなくば、このように完全な形で残りようが無い。
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