【写真説明】清代に開鑿された部分は現在山中にあるものを除けば、すっかり市井の中に埋没してしまった。開鑿から130年以上も経っているので当然である。それでも清代開鑿の起点である南投県竹山鎮内の自動車道脇に、写真のような看板を見付けたので入ってみると観光客誘致用に煉瓦敷きの道路が出来ていた。或る竹細工(竹山は台湾で有数の竹の産地)の工房へと導かれるようになっている。これが単にご愛嬌なのか、実際嘗ては清代に開鑿された道路だったのか、俄には断定しがたいが、この場合は後者であろうというのが筆者の贔屓目である。
[写真をクリックして拡大] 本文へ...