【写真説明】恒春から満州に向かい県道200号線を辿り満州の街が見え出す辺りの道路右脇にレンガ造りのかなり背の高い敬字亭(文字供養塔。実際には「聖敬亭」の額が掛かる)が佇んでいる。古色然とした建造物なのですぐに目に付く。敬字亭は本ブログの「浸水営古道−11」で既に説明したので、上掲写真と比較すると形状の違いがよく判る。浸水営古道上の敬字亭は清代の建造であるが、満州のものは明治時代の建造である。この敬字亭は次回のブログで紹介する「国語伝習所之跡碑」と田圃を挟んで向き合うように立っている。左写真は敬字亭の全身、中央写真はその基部の拡大、以前は鮮やかな色彩を誇っていたようだ。右写真は、敬字亭の前に敷設された寄進者名を刻んだ石版中の「明治丗七年」の銘、但し、日本人の名前は無い。
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