2008年12月06日

恒春卑南古道(阿朗伊古道)−21

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【写真説明】墾丁国家公園の海岸線核心部を俯瞰出来る大山母山(標高325メートル)山麓の草原。この山麓から撮影した写真はこのシリーズの中で既に何枚か紹介して来た(シリーズ61517に掲載写真を参照)。中央写真は南仁湖の南側に位置する[土/卑]亦山(同363メートル)中の草原。この草原中の小さな沢近くでスッポンに出会い非常にに驚いた。屏東から恒春に掛けての山中では相思樹の「群生」をよく見掛ける。これがパイワン族に依る長年に渡る植樹の結果とは思いも寄らなかった。相思樹木の中を登山道が通っているば実に気持ちの良い登山を約束してくれる。右写真は屏東県来義郷丹林村にある棚集山(同899メートル)への登山道中にある相思樹の大木に囲まれた休憩所。写真に写る夫婦連れは思い思いに新聞を広げている。尚、「棚集」はパイワン族タナシウ社の日本語漢字音訳である。
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2008年12月13日

『水の古道』二峰[土川](1)

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【写真説明】左写真は来義郷丹林村復興社区、パイワン語の漢音表記は喜楽発発吾社にある森林公園の中に置かれた「太陽之子排湾的栄耀」と題されたレリーフ。小振りだが実に気持ちの良い公園である。同公園内にパイワン族の石板屋を模した「二峰[土川]水資源歴史文物館」があることになっている。なっていると書いたのはこの文物館がオープンしたは2005年9月なのだが、一体何時一般の参加者に解放しているのか皆目見当が付かず、最近出掛けた折も日曜日だったにも拘らず閉まっていた。看板も掛かっていない。恐らく学童の為の教育資料館みたいな利用のされ方になっていると思う。この村で日本時代に建設された二峰[土川]を通じ地下を運ばれた水は地上に姿を現す。中央写真は、二峰[土川]が地上に出て来る場所、左側の水路の方で、灌漑用水路。その左側水路が溢れると真ん中の堰を介して右側水路に流れ出し林辺渓へ戻っていく。手前に写る水門の部分は戦後のものだが、二つの水路並びに両側の堤は日本時代のまま。実に鮮烈な水が滔滔と流れており驚く。右写真は二峰[土/川]に架かる水門の一つ。水門の上部構造は戦後のものであるが下部は日本時代のものを流用している。
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2008年12月20日

『水の古道』二峰[土川](2)

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【写真説明】屏東県来義郷古楼村入口付近に台湾糖業公司(台糖)の万隆機庫がある。台糖がいまだに所有する農場で使うブルドーザー等の大型建機の駐車庫兼修理工場である。もともとは台湾製糖株式会社が所有していたものだ。そこの門の前に円形の堰があり、そこで[土川]は三本の水路に分岐する。「分水閘」の字が使われているのが左写真で日本時代の遺構であるが現役である。日本語で何というのかは判らない。中央写真はその分岐した水路の一つ、実に鮮烈な水が落ちる。右写真は同じく分水閘傍にある同じく台糖所有の空き地に残る日本家屋で今は作業小屋兼休憩所である。
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2008年12月27日

『水の古道』二峰[土川](3)

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【写真説明】第二回目の記事で紹介したように本来は河床下にあり伏流水を集める機構であるはずの「地下堰堤」は既に露出している。左写真がそれである。これは河床石礫の商業用乱採掘の結果とされている。二枚目写真は、地下堰堤中の「集水廊道」を通ってきた伏流水の引き出し口に設けられた「進水塔」、日本時代の建築物である。三枚目写真はその内部。右写真は進水塔を経由した伏流水がトンネルから出て来る様。このトンネルも日本時代の遺構である。
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