【写真説明】左写真は発電所本館外観。二枚目の写真は避雷針、前回ブログでも触れたが建立当初からのものだと思う。三枚目写真は発電所内部、水車と発電機。発電所側の説明ではドイツ製でいまだに現役。同時期、茨城県に設置された石岡第一発電所の設計・建設に関わった日立製作所の創業者、小平浪平は日本自前の発電技術に拘ったようだが、発電所核心部のこれら水車・発電機は外国製に頼らざるを得なかった。左写真は、圧力水管上部の堰堤、この構造を専門用語で何と呼ぶのかは判らない。同写真奥に僅かだが極彩色の小さな祠が写っている。土地公で、発電所建設後地元の人によって設えられたもののはずだ。日本風に言えば水神様である。これとは別に構内には神社も作られたが今はその遺構は階段のみ、筆者は実はその位置は未確認。この外、圧力水管に加え沈砂池、水槽等と思われる発電所の上部構造を撮影した写真も持ち合わせているが、私自身が専門家ではなくうまく説明出来ないのと、それらの解説はこのブログの主旨ではないので割愛した。ご興味のある方は遠慮なく申し出ていただければそれらの写真を喜んで提供する所存である。
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