


【写真説明】「能高山越嶺古道−17」で紹介した富士見駐在所跡であるが、これまでは大凡の位置は判っていても実際の駐在所跡は特定出来ていなかった。今回探し当てたのが掲載した三枚の写真である。古道の脇に小道が付いていたのには前回まで気付かなかった。そこを入っていくと、ちょっとした広場になっており、原住民の狩り場の休憩所になっていた。そこが駐在所跡であったことは残っている石塁で十分確認出来る。
富士見駐在所は、古道西段入口付近にあったトンバラ駐在所と今は雲海保線所になっている尾上駐在所の中間に配置されていた駐在所で、富士とは、マヘボ富士のことであろうというのが、前回の記事で書いた私の推察である。(続く)