


【写真説明】日本時代、原住民に依り馘首された巡査、警察官等の遭難碑・慰霊碑の類は、いまだに台湾山中に多く残るが、サイズと保存状態の良さでは、「カシバナ事件殉職者之碑」が第一等だと筆者は考えている。八通関古道東段入口から約9キロの地点に位置している。「日経ギャラリー」2009年7月号(NIKKEI GALLERY Vol.74)掲載写真は2008年2月当時筆者が撮影した中から一番見栄えの良さそうなものを選んだので、そちらも参考にして欲しいが、今回の投稿には、碑が現存する場所手前の古道の景観と碑そのものが、古道から僅かばかり土盛した場所に起立している様子を掲載した。本文記事下の掲載写真は、古道東段蕨歩道全長14キロ間で少なくとも二基現存する「台湾総督府交通局遞信部」基石の刻字拡大、その基石全体写真は過去「蘇花古道−21(大南澳越嶺段−4)」で紹介済みである。
[写真をクリックして拡大] 本文へ...