


【写真説明】八堡[土/川]は基本的には、彰化・雲林両県の県境を形成する濁水渓から水を引き込み、彰化県最南部の灌漑に供されてきた水路である。地図を眺めると、現在、構造的には、八堡[土/川]引水道、八堡[土/川]、八堡一[土/川]、八堡二[土/川]から成り、後者三[土/川の分岐点(と水利専門用語では言わないはず)は、台湾鉄道集集線源泉駅付近、彰化県道152線沿いにある彰化県農田水利会ビル前である。同[土/川の見学をするなら、素人向けには適当な地点だと思う。他方、引水道を通じ引き込まれた水が八堡[土/川]に配水される場所は、水路・水門の集合体で、筆者を含む一般人には単にコンクリートの塊の間を文字通り濁水が滔々と流れているだけにしか見えない(左写真)が、そんな中に、日本時代建造水門(正式には、右写真に見える「取入口制排水門」か?)と思われるものと、同じく日本時代建立の記念碑らしきもの(右写真、中華民国21年は昭和7年)があった。
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