


【写真説明】市販地図帳には富田付近に「アミ文化発祥紀念碑」の表記があったので、それを目指した。車道の先に大きな門が出て来たが、その最上部に掛かった「太巴塱引霊祭祖儀場」、つまり祖霊祭儀場の看板を見るに及び、その門を潜ることが躊躇されたが、小走りで入場し写真を数枚取り即座に退場してきた。同場に立つ一基の記念碑には「阿美族祖先文化発祥聖地/ ○○遺址紀念碑」と刻まれているが、「遺址」の上側、並びに左側の署名部分の一部が故意に削り取られているので、ますます尻込みしてしまいそうな塩梅である。同碑から判ることは、当地が考古学的なアミ族発祥地であると同時に、アミ族の旧社の一つ、SakSakayの跡地であることだ。この後、同じタバロン社内で写真撮影が憚られる二つの聖なる物に遭遇する。(続く)