2020年04月04日

火炎山古道−1

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【写真説明】火炎山への登山口は数箇所あると思うが、国道1号線高架下に位置する最南端の登山口が最もポピュラーである。通常はここから直ぐに火炎山南稜に取り付き、頂上に至った後は、南鞍古道、又は北鞍古道を利用し下山、往路は一切辿らず同じ登山口に戻って来る所謂O線登山が一般的だ。往復6`強、山行時間は3時間が標準らしいが、筆者は少なくとも5時間近く掛けたはずだ。登山客専用駐車場(有料)脇から直ぐに登山道に導かれいきなり南稜に取り付けるので筆者は非常に気に入っている。
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2020年04月11日

火炎山古道−2

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【写真説明】先ずは火炎山の核心たる悪地地形では無く、緑豊かな南稜の登山道風景(中央写真)を紹介する。登山道沿いに露出する卵石(右写真)は、これまで紹介した苗栗県の古道上に典型的に観られるものである。火炎山を構成する地層、岩石についての解説は台湾ネット上に幾らでもあるが、筆者は地質マニアでも無いので全く手に負えない。従って、この投稿記事ではウィキペディア中国語版の「台湾地層」等から引っ張り出した以下の短い説明で勘弁して欲しい―火炎山は南北29`、東西14`に及ぶ苗栗丘陵の最高地点である。同山を形成する地層は頭嵙山層に属し上部層は礫岩主体で、砂岩層に挟まれ、下部層は砂岩主体である。上部層の露出した礫岩が最大の特徴である。当該地層は更新世期に二段階に渡り形成さた。厚みは400b〜3`。頭嵙山層は北は台北から南は恒春半島まで広く分布する。尚、頭嵙山は台中市にある標高859bの台湾小百岳の一座。尚、左写真は登山道口から十分も歩かぬ内に遭遇する南火炎山三角点、標高250b、正式には台湾総督府土地調査局が埋定した図根点(四等三角点)、点名は「伯公坑山」と思われる。既に百年を超えた古蹟である。(続く)
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2020年04月18日

火炎山古道−3

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【写真説明】火炎山南稜の登山道は悪地地形の核心部である、通称「大峡谷」(グランドキャニオン)の東側沿いに開削されており、当初はこの悪地地形西側を東側から望むことになる。望むと云うより覗き込むと云う表現がぴったりである。その悪地地形に遭遇するのは登山道口から凡そ500b過ぎの地点(左・中央写真)からである。その後は、煉瓦色のモザイクと紛う悪地地形を高度と角度を変えながら文字通り堪能することになる。右写真は悪地地形を構成する典型的な礫岩の例である。登山口からの距離が500bから2,000bに沿った範囲が火炎山悪地地形の核心部となる。今回は先ず1,500b附近迄の悪地地形景観を多少大判の写真で紹介する:
火炎山悪地地形景観-1
火炎山悪地地形景観-2
火炎山悪地地形景観-3
火炎山悪地地形景観-4
火炎山悪地地形景観-5
(続く)
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2020年04月25日

火炎山古道−4

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【写真説明】左・中央写真は、登山道途中の竹を利用したベンチと階段、礫岩の風景に馴染んだオブジェだと思う。右写真は、大峡谷(グランドキャニオン)、即ち、悪地地形の最高点へ至る最後の登り。今回も前回に引続き悪地地形のハイライト部分を大判写真で紹介する。「景観-10」が最高点からの俯瞰。丁度一週間前の04/17にその地点から登山者一人が撮影中に落下、死亡事故が発生した。
■火炎山悪地地形景観-6
■火炎山悪地地形景観-7
■火炎山悪地地形景観-8
■火炎山悪地地形景観-9
■火炎山悪地地形景観-10
(続く)
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