2022年11月05日

壽山古道−27:「日軍爐灶」(4)

Kodou-2812.jpg Kodou-2813.jpg Kodou-2814.jpg
【写真説明】筆者の手元のネット情報だと「震洋特攻隊撤退點戰備小水庫」、詰まり貯水施設であるが雨水の収集・貯蔵システムと云うことになる。第2退避壕に近接し、左写真が入口正面の様子、中央写真はその下部構造、右写真は上部構造だが、素人にはこの構造の理解は難しい。それでも機能美は伝わって来る。以前の投稿記事で紹介したことがあるが、壽山はサンゴ礁が隆起して形成された山なので全山石灰岩、水持ちが悪いことは特記すべき事項だ。(終り)
posted by 玉山 at 13:17| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 壽山古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月12日

壽山古道−28:左營龜山

Kodou-2816.jpg Kodou-2817.jpg Kodou-2818.jpg
【写真説明】標高が僅かに60b少し、三角点も無い都会の喧騒の中にある山に誰が登ってみようと思おうか?筆者は2016年になり初めて全山歩いてみた。そして、それっきりだ。従ってその時の記憶を掘り起こしこの投稿記事に向かっている。その際山中に既にお役御免となった複数基の軍事施設を見ているのであるが、中華民国国軍に依るものだと思い込んでいた。実はそれらが全て旧日本軍が設営したものだと云うことを後日知る事になる。繰り返しになるが、亀山は清朝より名所だ。今は、蓮池潭に接した部分は勝利路と呼ばれる車道で区切られ小亀山と大亀山とに分けられている。亀山とは余りにも陳腐な山名、地名で、台湾、中国、韓国、日本共々多数存在するが、台湾版ウィキペディアではこの左営亀山がトップにリストアップされている。にも拘らず、日本版では外され台湾他地区の亀山が挙げられている。左写真は亀山頂上付近から蓮池潭越に望む半屏山。中央写真は右写真と同位置から左営旧城北門方面の俯瞰。右写真は壽山をシルエットにした亀山。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 壽山古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月19日

壽山古道−28:左營龜山(2)

Kodou-2819.jpg Kodou-2820.jpg Kodou-2821.jpg
【写真説明】壽山国家自然公園の公式サイトでは各三地区に対し絵地図一枚と付属解説一枚が提供されている。その亀山の絵地図には頂上付近に「戰事營房遺址」 (戦時建築遺構)、「碉堡防空洞」(防空陣地壕)の二箇所の軍事遺蹟しか示されていないが、筆者が2016年当時に訪れた際の現地の案内板には、それらに加え「坑道」(トンネル)、「碉堡」(陣地壕)等も複数箇所示されていた。以上の戦事用語の翻訳は筆者の一存、だいたいバンカーとトーチカの区別も付かない。左写真は北側から亀山頂上にアクセスしようとしているところ。中央写真は中途の歩道景観。右写真は頂上付近の旧日本軍に依る砲台遺構と思われるもの。前出の絵地図には示されていない模様。何せこの一枚を撮影した当時は筆者はこの亀山頂上上の軍事設営の全てを国軍に依るものと考えていたのだ。(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 壽山古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月26日

壽山古道−29:半屏山(1):半屏山概観

Kodou-2823.jpg Kodou-2824.jpg
【写真説明】最高点200b強、南北長3`弱、東西幅1`弱の半屏山は「ミニ壽山」と呼べるかもしれない。そんな中で半屏山の自然遺産を代表するのがここに掲載した「千年石壁」と呼ばれる同山脊梁西側に位置する石灰岩の大岩壁、どう撮影で切り取ろうか迷ったが、読者に想像して貰うしかない。台湾ネット上で岩壁高度情報見付けられず。ウィキペディア台湾版でも同じ岸壁が紹介してある。本来自然遺産としての側面には触れない積りだったが、半屏山紹介の初回として僅かに紹介することにした。ところで、両者一つだけ大きな違いがある。半屏山には猿が生息シテいないことだ。これは奇異な感じを与えられるし、此れ故、半屏山を贔屓にするハイカーがいるかもしれない。
[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 壽山古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする