2008年09月20日

玉山古道(新高山歩道)−7

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【写真説明】省道18号線脇にある鹿林山登山口から鹿林山荘までは、僅か700メートルの登りだが、この登山道は日本時代から使われていたようだ。「玉山回首」(曾恵香編撰、玉山国家公園管理処、1990年4月初版一刷)の中に、旧阿里山駅脇の新高山歩道入口付近で撮影されたとキャプションのある女学生登山隊の集合写真が採録されているが、撮影場所は明らかに旧阿里山駅ではない。その写真後方に階段が写っているのだが現在の鹿林山登山口に設けられた階段とそっくりだ。寧ろその写真を元にして林武局が階段を拵えたと勘繰りたくなる。もう一つはこの登山道の古色蒼然とした雰囲気で、古道の名に相応しいのだが、当時何故ここに登山道が設けられていたのか判然としない。登山道沿いには明らかに日本時代に設けられた側溝等が見られるので林場線とこの後すぐに紹介する鹿林山荘との連絡道だったのかもしれない。左写真はそのような雰囲気が伝わる一枚。一度歩くだけの価値は大いにある。 

中央写真は、鹿林山荘から北側、南投県信義、水里方面を望んだもの。山荘の正式名称は玉山国家公園管理処鹿林山管理站、宿泊施設を備えているが、現在一般の遊楽客には開放されていないと思う。屋根瓦から判るように日本家屋を模したもので、日本時代から同地に新高山への登山基地として山荘があった。右写真は鹿林山天文台。

[鹿林山−随一の玉山展望台]-1
省道18号線の上東埔駐車場に至る1キロ程手前に鹿林山(標高2,895メートル)への登山口がある。入口を示す石碑があるのですぐ判る。登山口から山手右側を見上げると、山の頂上(実際は鹿林前山、標高2,862メートル)に白いドームが見えるが、台湾で最大口径の天体望遠鏡を擁する国立中央大学鹿林山天文台である。昨年(2007年)7月に新彗星を発見し「Lulin」(鹿林:日本時代の読みは「ろくりん」)と命名された。

古色蒼然とした登山道を半時間程辿ると日本家屋を模した鹿林山荘に着く。今は玉山国家公園管理処鹿林山管理站というのが正式名称だが、ここは日本時代、台南州庁管理下の山荘で新高山への登山基地だった場所だ。日本式家屋とは云っても、当時の山荘を忠実に模したものではないが、谷側に突き出た石垣は当時のままだ。山荘前を舗装された玉山林道、即ち嘗ての新高山歩道が通っているが、現在は上東埔駐車場からの楠渓林道と繋がり、専ら省道18号線と山荘、天文台を繋ぐ道路として利用されている。>(メルマガ「台湾の声」2008年1月2日掲載分の一部を改編)次回へ続く...
ラベル:玉山 新高山
posted by 玉山 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 玉山古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
台湾中央気象局のHPの星の写真は撮影場所の殆どが“塔塔加”となっています。なるほどと思いました。この国立中央大学鹿林山天文台で撮影されたものと推察します。
Posted by メイウェンティ at 2008年09月21日 02:21
私達は10月1日から10月11日まて
内本鹿越警備道の壽に行きます。

http://bununbiun.blogspot.com/
Posted by Caplio at 2008年09月22日 09:46
Caplioさん;

サイト見させていただきました。うーん、私も一度は是非入りたい古道、後10年ぐらいの内に何とか機会を作りたいですが、なかなか時間がそんなに長く取れない。これが残念です。報告を楽しみにしています。(了)
Posted by 玉山 at 2008年09月23日 23:28
http://bununbiun.blogspot.com/2008/11/blog-post.html

映画を見ることが出来ました!
Posted by Caplio at 2008年11月09日 22:55
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