


【写真説明】いよいよ錐麓古道核心部の数葉を掲載するが、大きな写真サイズを提供出来ずに申し訳ない。代わりに本部ブログ左側メニューの『日経ギャラリー』第4回目記事を参照にして欲しい。私の素人バカチョン・デジカメの限界も然ることながら、垂直の断崖に開鑿された道路の凄まじさを表現仕切れなかったもう一つの原因は、当時私の前後にハイカーが存在しなかったことだ。古道上にそこを実際あるくハイカーが写り込んでいればいとも容易くその凄まじさが表現できたのだが。
<台湾古道の白眉=「錐麓断崖道路」>−5
もし運よく台湾が世界遺産登録申請を認められるであれば、タロコ峡谷自体は「自然遺産」として一番に申請されるのは間違いない。同時に、錐麓古道は「複合遺産」つまり自然遺産プラス人文遺産として、真っ先に申請されるのではないかと思う。
この世界でも稀有であろう古道を実際に歩くハイカーの胸には様々な思いが去来するであろうが、筆者自身が最も感動したのは、一般のハイカーが安全に歩けるようになるまで整備を繰り返した林務局の努力に対してである。台湾で一箇所だけ日本人が尋ねるべき場所は何処かと訊かれれば、筆者は自信を持って錐麓古道を推薦する。(2011年4月29日メルマガ「台湾の声」掲載分を一部改編。続く。。。)
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本ブログでも色々この古道開鑿の経緯については書いて参りましたが、ブツ切れになっておりますので判りにくいかと思います。今回の記事にも書きましたように、本ブログの左側メニューの中にある『日経ギャラリー』から第4回目の記事をクリックしてご閲覧願います。
事情がどうあれ最初に開鑿した人々にも頭が下がりますが、同時に、誰でも歩けるように調査・整備を繰り返した林務局(日本の林野庁に相当)の努力にも頭が下がります。(了)