2019年01月19日

関山越嶺古道−16

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【写真説明】初来(逢坂)―利稲(リト)間の新武路渓谷の美観はタロコ渓谷に匹敵すると書いたことがあるが、渓谷沿いに温泉が湧き出ていることには不注意であった。今回初めて気付いた次第。下馬(エバコ)と天龍ホテル(ブルブル)間の南横沿道に多くの車が停められていたので、何事かと思ったら、沿道渓谷側に足だけ浸ける温泉施設が設けてあった。名付けて「六口温泉」(左写真)、中央写真はその向い側の渓谷岩盤、硫黄で変色している。この温泉はほんの一例である。下馬は小さいブヌン族の村で、そんな村とはアンバランスな極彩色の「下馬温泉民宿」の建物が南横脇を占拠している(右写真は建屋の一角のペイント)のだが、冬場に拘わらず休業、或いは倒産状態。元々この温泉宿を目指したわけではなく、南横を隔ててこの民宿の向い側にある、南横道路工事関係者が主たる客人である民宿があり、それら客人の賄をしている女性が、今回我々の嘉明湖行の同じブヌン族のポーターの高校時代の同級生と云うことで、訪ねて行った。二十年振りの再開と云うことで、このポーターの男性、相当興奮していたと思う。彼らは南投ブヌン族、女性が働いているのは台東ブヌン族の村、筆者は中央山脈を越えたブヌン族の往来に驚いたのだが、後で珍しいケースでは無いことを知った。いづれにしても、下馬を紹介する題材として温泉を使った。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(1) | 關山越嶺古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新武呂渓の川床は八八台風で全く変わってしまいましたね。数10センチどころか、何メートルも上昇した感じです。

六口温泉は写真のものも知っていますが、最初に見た時はもっと古いものでした。いつかは忘れましたが、途中で改修しています。
Posted by Meiwenty at 2019年02月02日 21:39
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