2024年04月27日

『水の古道』獅子頭圳-3:灌漑用水システム用語

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【写真説明】今回の投稿記事「獅子頭圳-3」の位置は、「獅子頭圳-2」三幹線進水門を通過後西進、その後直ぐに南進後再度西進が始まる部分なのだが、複数の異なる水門、水路が各々異なる機能を有しながら「沈砂池」と云う一つの機能で統合されている場所である。筆者自身の撮影した写真を使いこれらの構造物を説明しようとしていたが、グーグルマップのストリートビューが一番手っ取り早いことに気付いた:

1) 本トリミングは沈砂池全景、現場のプレートには「導水幹線沈砂池」とある。獅子頭圳幹線の一部であり圳水は右から左に流れており、中央の三連の古水門(上断左写真も)、その奥に見えるステンレスのパイプと青いペンキで塗られた構造物(上段中央写真も)を通過し西進する。
2) 左側道路沿いに敷設され金属のハンドルが見えている水門の袂には「導水幹線二号排水門兼溢洪工」のプレートあり(上段右写真)。幹線から溢れ出た圳水はこの水門から流れ落ち(下段左写真も)、左側アスファルト道路下に敷設された水路を経て獅子頭圳支線様となり南進する。
3) 中央の三連古水門には「導水幹線制水門」のプレートあり。
4) 一番奥の現代水門には「獅子頭圳導水幹線制水閘門」のプレートあり。
5) 下段中央・右写真は、4)の僅かに下流側に敷設された古僕な渡槽、明らかに日本時代構築だと推察される。案内プレート等無し。

筆者が台湾に残る日本時代建造の農業水利施設とそこを流れる農業用水の量と質に感嘆の声を上げ始めて彼此二十年程になると思う。筆者自身がパイオニアではないことは自身で認識しているが、少なくとも少数派だったとの自負がある。その後官民両サイドからの啓蒙活動が盛んになり、下記に記したようなサイトから活動現況を垣間見るのが可能だ。

▼『水圳緑道簡介』(動画)農田水利署設営の農業部虚偽博物館(Virtual Museum of Taiwan Agriculture)サイト内
雲林県、嘉義県市、台南市に跨る、嘉南大圳を含む約90`の台湾最長のサイクリング専用道路の紹介動画。2022年7月製作。

このサイトに遭遇したのは、台湾に於ける農業水利施設用語集に類するものを探している時だった。と云うのも上述の獅子頭圳プレート標記から分かるように、兎に角紛らわしいのである。例えば、これら各々の単語はどう括られるのであろうか?偶々行き当ったのだが、台湾版ウィクショナリーの「導水路」項の説明は以下の通りだ:「日語:どうすいろ、引水道」。これでは判らない。。。

進水、導水、制水、引水、取水、排水、放水。。。

農業部はこのサイトを通じ台湾人一般を対象に優れたメッセージを送っているわけだが、2008年に開始されたこの試み、未だ完結していないようだ(続く):

▼農業部公式サイト→「電子書」
農田水利設施介紹-第1集(水源工程)
農田水利設施介紹-第2集(灌排工程)
posted by 玉山 at 10:02| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 『水の古道』獅子頭圳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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