2013年05月18日

蘭嶼−1

Kodou-1106.jpg Kodou-1107.jpg Kodou-1108.jpg
【写真説明】蘭嶼紹介のプロローグとしてどういう写真が相応しいが悩んだが。。。左写真は蘭嶼が元々紅頭嶼と呼ばれていたことを示す写真、同写真に写る山々の頭に赤土が覗いている。蘭嶼の最高点は紅頭山の552メートルだが、同写真には写ってはいないと思う。中央写真は、蘭嶼の最大集落(→[訂正]島嶼内、人口最大の集落は、東清、左メニュー『古道俯瞰図』から「蘭嶼」を参照)、紅頭村内にある恐らく同島最大の宿泊施設「蘭嶼別館」越しに見る紺青の海、日本時代から何故か?八代湾と呼ばれている。右写真は蘭嶼南海上に浮かぶ小蘭嶼、最高点は175メートル。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

蘭嶼−2

Kodou-1109.jpg Kodou-1110.jpg Kodou-1111.jpg
【写真説明】恐らくは観光以上に台湾人の耳目を集める1982年設置の台湾電力(低レベル)核廃棄物貯蔵所に関連した写真を掲載する。左写真は核廃棄物の搬入港である龍門港、蘭島の南東端の入り江、1996年以降は、低レベル廃棄物は(暫定的に)各発電所で貯蔵されることになったので、爾来未使用の港ということになる。水は何処までも碧い。そこから環島公路を反時計周りに少し進むと、貯蔵所がある。中央写真は正門。この正門脇は僅かばかり開けてあり、そこには自由に見学出来る旨が書かれていたので、なら、写真撮影も自由のはずだとパチパチやっていると、警備員が飛び出して来て丁寧に断られた。これが中国なら怒鳴られるのは必至だろうなあ?とすぐに思った。右写真は同場裏側。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 14:19| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月31日

蘭嶼−3

Kodou-1113.jpg Kodou-1112.jpg Kodou-1114.jpg
【写真説明】左写真は蘭嶼へ渡航出来る二つの港の内、墾丁国家公園区域内にある後壁湖港に接岸した観光用フェリー。中央写真のそのフェリー後方甲板から望む台湾最南端、同写真右側に写る緑の薄い台地。右写真は蘭嶼の唯一の玄関口、開元港。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

蘭嶼−4

Kodou-1117.jpg Kodou-1115.jpg Kodou-1116.jpg
【写真説明】常に揺れ続けるフェリー上から飛翔中のトビウオを撮影するにはそれなりのカメラと機材が必要であろう。残念ながらそのような贅沢は享受出来そうにないので、ここに掲載したような写真で我慢して貰いたいし、トビウオは日本のサイバー空間をも縦横に飛翔しているので、そちらを参照して欲しい。左写真は、野銀(イワギヌ)部落と東清湾を見渡せる自動車道脇の街燈の意匠だが、もう胸ビレが脱落している。中央写真は青青草原内にあるヤミ族伝統スタイルの兄ちゃんモニュメント。右写真は東清(イラヌリミク)部落浜辺に立ててあった竹竿に掛けられたトビウオの頭骨と胸ビレ。何らかの呪(まじない)の類?

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

蘭嶼−5

Kodou-1118.jpg Kodou-1119.jpg Kodou-1120.jpg
【写真説明】蘭嶼では、半家畜半野生とも謂えるヤギは至る所を闊歩している―自動車道、磯辺、山中。。。左写真は野銀(イワギヌ)部落近くで撮影、まるで(筆者の想像上の)アフリカ・サバンナの中を三々五々往く様。中央写真はイワギヌ部落と東清(イラヌリミク)部落の途中にある自動車道上に掛けられた橋の欄干を日除けにして休息中の一群。右写真は龍門港付近の海岸を一族郎党を引き連れながら渡り歩く飛び切り立派な角を擁するボス。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月22日

蘭嶼−6

Kodou-1121.jpg Kodou-1122.jpg Kodou-1123.jpg
【写真説明】現代台湾中国語で「半穴屋」と呼ばれるヤミ族の伝統家屋が多数残る野銀(イワギヌ)部落。実際この部落こそがヤミ族の伝統文化の担い手かと思えてしまう程だ。他部落は、コンクリートの「蘭嶼国民住宅」に席巻されてしまった。中央写真はその伝統家屋の一例。暫く仔細に眺めていると各戸の庭に相当する部分に、三個の石が右写真のように立てられているのに気付く。如何にも伝統的で宗教的な匂いが漂ってくる。現代台湾中国語では「靠背石」と呼ばれる。屋外の座椅子、或いは石のハンモックと云ったところか。宗教的な意味合いがあるのであれば、夕方、これらの石に背を持たせて休息している人々は全くそぐわない。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月29日

蘭嶼−7

Kodou-1124.jpg Kodou-1125.jpg Kodou-1126.jpg
【写真説明】「タタラ」(と「チヌリクラン」)はヤミ族の伝統ボート、観光用なら蘭嶼の六か村のすべての海岸に置かれている。赤、白、黒を組み合わせた意匠と色彩は実に強烈、左写真は東清湾に面したイラヌリミク村の浜辺に置かれたタタラ。中央写真は蘭嶼郷公所(役場)の入口のゲート。右写真は蘭嶼飛行場ビル、いずれもタタラ(チヌリクラン)の意匠。下掲載の右写真は、私を観光用タタラに載せてくれたイラヌリミク村の兄ちゃん。今は半時間で400元(NTドル)程度が相場か?右は同じイラヌリミク村の浜辺に係留されている観光用チヌリクランで遊ぶ子供たち。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 08:37| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月06日

蘭嶼−8

Kodou-1130.jpg Kodou-1131.jpg
【写真説明】「無料」で撮らせて貰った(或いはこっそり誰にも見られないように?)撮らせて貰った、蘭嶼の魚の風物詩を二つ。4月から6月の三か月間、島内の至る所に、このトビウオの一夜干し(日本風に言えば?)が掛かる。トビウオ漁は夜中に行われ、採れたてのトビウオは夜明け前に卸され干されるのが普通のようだ。イラヌリミク村で撮影。右写真は、イワギヌ村の大通り脇に吊るされていた。干されからからのはずだが、人工ゴムのような不思議な鱗の持ち主の名前は調べが付いておらず。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月13日

蘭嶼−9

Kodou-1132.jpg Kodou-1133.jpg Kodou-1134.jpg
【写真説明】台湾各地にはいまだに日本時代に設置された測候所遺構が残る。蘭嶼測候所もその一つ。島の中央山脈脊梁とも呼べる位置にあり、東西に延びる山並みと南北の海岸を見渡せる、何とも形容しがたい360度の絶景が広がる。熱帯の太陽が強烈に照り付け建造物以外に遮るものはないが、そこを吹き抜ける風も又絶品である。上掲の三枚は現在の測候所の様子。左写真の中央奥に日本時代の測候所遺構が覗く。右写真は測候所から望む東清湾(太平洋)と島の最南端に位置する大森山(同写真右奥の尖峰、標高483メートル)に至る稜線。下掲の二枚は測候所遺構、外観と内部の様子。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 08:20| 台北 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

蘭嶼−10

Kodou-1137.jpg Kodou-1138.jpg Kodou-1140.jpg
【写真説明】旅行者にとっての蘭嶼のイメージとはどういうものだろうか?と思い、二枚(左=イラヌラミク村、中央写真=イマウルッル村)集めてみた。これらを眺めれば誰でも溜息が出そうで、行ってみたい!と即座に思う読者もいるかもしれない。では、ここで生活してみたら?と言われれば大概の人々が尻込みするだろう。右写真は、今回の投稿中で紹介している東清湾西側に浮かぶ軍艦岩、戦後の命名だと思う。下掲左写真は、タオ族に嫁いだ本土人台南娘の嫁ぎ先、「262」というイワギヌ村にある旅館。同写真右に写る白い看板上の「達悟」は「タオ」族の現代台湾漢字表記。その娘さんが切り盛りする食堂兼バーが右写真、旅館からイワギヌ村大通りを東側に少しだけ辿った場所にある。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月27日

蘭嶼−11

Kodou-1142.jpg Kodou-1143.jpg Kodou-1144.jpg
【写真説明】トビウオの料理三例。左写真は、一夜干しを上品な形で定食に仕立てた例、イラヌリミク村。中央写真は食い散らかした後の写真で申し訳ないが、唐揚げの例、イマウルッル村。右写真はトビウオの肉を具にした炒飯、表面に三片イワギヌ村。これら三枚を並べて見て、それにしても食べ物をおいしく撮るのは難しいものだとしみじみ。下掲写真はイラヌリミク村の海岸で採れた雲丹(うに)。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月03日

蘭嶼−12

Kodou-1146.jpg Kodou-1147.jpg Kodou-1148.jpg
【写真説明】左写真は、椰油国民小学校裏にある紅頭山への登山口。中央写真は登り始めるとまず遭遇する草原。右写真は登山道中のサトイモ水田。同写真左奥に写る岩礁は饅頭岩、ヤユウ部落の象徴。右写真は頂上直下のジャングルの様子。下掲左写真は、紅頭山頂上と二基の三角点、中央部に写るのが一等、左手前に写るのが三等基点。右写真は紅頭山頂上から北東方向を俯瞰、僅かだが白色の構造物を頂上に頂くのは測候所、測候所越しに手前奥本嶺(標高300メートル)と向こう側に大森山(同310メートル)を見る。海上に浮かぶのは小蘭嶼(同175メートル)。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月10日

蘭嶼−13

Kodou-1152.jpg Kodou-1153.jpg Kodou-1154.jpg
【写真説明】左写真は開元港を後にしたフェリー上から、丁度カメラの中に蘭嶼全体が写り込む距離から撮影。この時点では島嶼中央部、開元港後方に突き出た相愛山(標高511メートル)が、その右脇から稜線を広げる緩やかな三角峰、蘭嶼最高峰、紅頭山(同552メートル)より高く見える。中央写真は、その二つの高さが逆転し、最高峰が実際そう見えた距離で撮影。右写真は測候所から仰ぐ紅頭山、同写真後方稜線の最高部。逆に、紅頭山山頂から測候所を見下した写真は前回「蘭嶼−12」で紹介済み。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月17日

蘭嶼−14

Kodou-1155.jpg Kodou-1156.jpg Kodou-1157.jpg
【写真説明】左写真は蘭嶼から後壁湖に戻るフェリー上から恒春半島方面を撮影、雲上に浮かぶのは左、南大武山(標高2,841メートル)、右、北大武山(同3,092メートル)、同写真手前に写り込んだ山々は精々500メートル前後だ。中央写真は、筆者の貧しきデジタル・ズーム20倍で撮影した両大武山、北大武山の稜線の荒々しさと、両峰の間の大きなキレットが良く判る。高雄側から見ると、当然だが、両峰は南北全く逆になってしまう。右写真右側に写る台地は、台湾本島最南端。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 11:28| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月24日

蘭嶼−15

Kodou-1159.jpg Kodou-1160.jpg Kodou-1161.jpg Kodou-1162.jpg
【写真説明】左写真は蘭嶼天池登山口を俯瞰する。二枚目は天池に至る登山道の様子。右二枚は早朝の湖面。下掲の三枚はその天池周辺で出会った森の住人達。左写真はタニシの卵、中央写真は、そのタニシの殻を拝借したヤドカリ、右写真は淡い緑が混じっている為に逆に白地が強烈に鮮やかなカタツムリ。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月31日

蘭嶼−16

Kodou-1166.jpg Kodou-1167.jpg Kodou-1168.jpg
【写真説明】左写真は蘭嶼灯台の正面、薄暮の上、逆光。中央写真は、相愛山と開元港内の旧灯台(?)右写真は後壁湖港の灯台と墾丁国家公園の象徴、大尖山。

[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月03日

蘭嶼−17

Kodou-2471.jpg
【写真説明】去る5月、2011年8月、2013年6月に続く、三回目の蘭嶼への上陸を果たした。初めて蘭嶼の地を踏んだ時には毎年行こう!と目標を定めたが叶わず、今頃になりやっと三回目になった。同島への渡航が日程的に制限されるのは、船便利用を前提にしての事である。一般的に4月初旬の清明節(中華圏のお盆と云う説明を聞く機会が多い)から9月の中秋節(十五夜)の間と謂れ、この期間を外してしまうと航空便しかないと云うことだ。毎回、目標とするものは異なる。最初は殆ど予備知識を纏わず渡航、どういう所なのか?先ずは初体験を楽しむこと。それに加え、本物の飛魚の飛翔を見ることにあった。度肝を抜かれたのは、持ち主は決まっているらしいが、野生化しているとしか思えないヤギの群れだった。離島する際、必ず登山対象になっている山があるはずだと踏み、次回の上陸の目標とした。二回目は目標通り、蘭嶼最高峰の紅頭山に登った。この山を選んだのは、最高点にして台湾小百岳の一座だったからだ。離島する際、次回はもっと登ろうと思った。三回目の上陸前の調査でこの周囲40`程度の島に20基の三角点があることが判り驚いた。最終的には、紅頭山への再登と大森山への登山をメインにして余った時間で出来る限り多くの三角点を確認することにした。大森山を選んだのは、紅頭山と同じく一等三角点が埋定されているからだ。この事実は、三回目の渡航前になり気付いたことだ。実は、見事な三角円錐形をした大森山の優美な山容は、既にこのカテゴリーの「蘭嶼−6 」と「&9」で、各々野銀(イワギヌ)部落からと蘭嶼測候所からの眺望を紹介済みだ。今回はこれら二回目の上陸の際同じく測候所からの大森山眺望を掲載した。この空の青さは正に墓場まで持っていきたいものだ。残念ながら三回目の蘭嶼滞在中に大森山山頂付近に雲の掛かっていない時間帯に当たらなかった。大森山西側になる青青草原越しの大森山パノラマも埋め込んでおいた。又、今回は大森山三角点に加え、蘭嶼南北端各々の三角点を紹介したい。(続く)

posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月10日

蘭嶼−18:大森山−1

Kodou-2474.jpg Kodou-2475.jpg Kodou-2476.jpg
【写真説明】左写真は蘭嶼の周回道路である環島公路を挟み青青草原の向い側に口を開けた大森山登山口への入口。同写真右側に木製の標示板が一部写り込んでいるが、「紅頭森林遊歩生態学園区」と記されている。この生態学園区入口が即ち大森山登山口なのだが、筆者の手元の市販地図には学園区の表記は無い。木製標示板は学園区名以外にも文字が記載されているが、長らく雨風に晒された為判読不能な箇所が多い。判読可能な部分には以下のような紹介が並ぶ(筆者拙訳):「現地の俗名は三條溝で三角山区に属する」;「重要な原生植物生長区」;「ヤミ族伝統の拼板舟専用樹種」;「蘭嶼島上、非常に貴重な生態保護園区」。これらの意味する所は追々説明する予定だ。大森山登山口イコール生態園区入口は左写真入口から僅かに辿った車道に掛かる忠愛橋袂にあり、そこから河床へ降りる部分が中央写真である。右写真はまだ生態園区内、登山道脇にある嘗ては屋根を頂いていたであろう東屋跡、行き当たった時咄嗟にヤミ族の祭場かと考えたのだが暫く眺めていて否定した。そこを過ぎると愈々熱帯雨林の世界となった。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月17日

蘭嶼−19:大森山−2

Kodou-2478.jpg Kodou-2479.jpg Kodou-2480.jpg
【写真説明】今回は登山口から半時間も歩かない内、まだ生態園区内で出会った巨木群を三枚並べた。尤も樹木の大きさを写真で表現するのは難しく筆者の技術では無理がある。精一杯努力している積りではいるとしか言い様が無い。又、生態園区を越えて山頂稜線に至る迄の急斜面で出会った樹木も三枚、この記事の最後に埋め込んだ。台湾テリトリー内の真の熱帯雨林を感じて欲しいと云う希望を込めているが。我々を大森山山頂まで引率してくれたガイドに依ると、左写真のこの地上根が大きく張り出した巨木は「台東番龍眼(樹)」、ウィキペディアを日本語に切り替えたら「マトア」、又は「タウン」と云うカタカナがでてきた。台湾観光の世界で三大果物はライチ(茘枝)、マンゴー(芒果)、龍眼と謂われるが、番龍眼も龍眼も同じムクロジ(無患子・木槵子)科である。「番」は恐らく「原」の意であると想像されるので山龍眼と言い換えられるかもしれない。フィリピン原産らしい。ウィキペディアに「別名ソロモンマホガニー。分類学的には高級木材として知られるマホガニー(センダン科)とは全く異なるが、比較的安価なこと、加工性に優れ腐食や磨耗に強いことや、木目や色調が似ていることなどより、マホガニーの代替材として住宅や家具に用いられる。」と云う部分がポイントである。
[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月24日

蘭嶼−20:大森山−3

Kodou-2484.jpg Kodou-2485.jpg Kodou-2486.jpg
【写真説明】ネット上には最近の山行記録が公開されていたので、組し易しと思い込んでいた。現地ガイドには当初再登となる紅頭山への登山をサポートして貰おうと考えていたが、大森山登山を相談すると彼自身登ったことが無いとの事。その後直ぐに彼は先ず自分で登攀を試み、往復6時間を要したと報告して来た。山頂稜線に出る前の登山道傾斜は殆ど90度だったと云うコメントを添えて。自力での登山も可能と考えていたが、最終的には大森山登山のサポートを依頼した第一の理由は、ヤミ族の禁忌地域に踏み込まないように用心した為である。結局登山道上にはそういう場所が無かったようだったが、現地ガイドを雇ったのは正解だった。登山の前日に簡単な打合せに来てくれたが、ほんの数日前に再登し登り1時間半程度だったと云うのを聞き胸をなでおろした。そして3時間あれば往復可能と踏んでいた。しかし実際はとんでも無い登山と相成った。登山口と山頂の落差は僅かに450b、登山道総延長は片道2.5`程度なのだが、最終的には往復6時間を要した。逆に下りに時間を費やす結果になったのは、標高150〜450b間の連続する急登、特に標高200〜250bと同400〜450bの二箇所が酷く、中でも後者はほぼ垂直の低木と茅の壁を這い上がる羽目となった。今回は山頂稜線まで最後の50bの登りの景観、左写真は青青草原俯瞰、中央写真は下方から、右写真は上方から撮影した最後の登り。筆者自身の登攀の様子も埋め込んでおいた。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月31日

蘭嶼−21:大森山−4

Kodou-2487.jpg Kodou-2488.jpg Kodou-2489.jpg
Kodou-2490.jpg Kodou-2491.jpg Kodou-2492.jpg
【写真説明】上掲三枚の写真は山頂稜線上の景観、各々植相が異なる。下掲左写真は陸測一等三角点埋定地点(標高483b)の景観、右写真は地籍三等三角点埋定地点(同480b)、両地点の距離は約70b、どちらも展望無し。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月07日

蘭嶼−22:南岬角(青青草原)

Kodou-2493.jpg Kodou-2494.jpg Kodou-2495.jpg
【写真説明】先ずは青青草原から太平洋を眺望した三枚の写真を並べた。三回目の蘭嶼上陸に際し初めて目にした風景だった。青青草原(本ブログ左側メニュー「俯瞰図」の[1]及び[2]を参照)は蘭嶼への初回上陸の際には立ち寄った記憶があるが、ヤミ族青年漁師の立像(「蘭嶼−4」)を撮影しただけでそくさくと立ち去ったのみだと思う。しかも環島公路から僅かに入り込んだだけで、隆起したサンゴ礁上に載っかった草原が太平洋に突き出た海岸縁迄の歩行を大いに牽制したようだ。陽が昇ってしまえばその熱帯の陽射しを遮るものが何も無いので焼き殺されるような塩梅になるのが理由である。二回目上陸の際はそういうわけで青青草原へは脚を向けなかった。三回目はこの草原に入り込みそこに付けられた遊歩道を歩く十分な理由があった。一体この草原の中のどのような場所に三角点が埋定されているのか?という興味はそうそう簡単には失せない。草原の中に小山があるわけではない。但し、傾斜が付いており海岸側が少し高い。
[写真をクリックして拡大] 本文へ...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月14日

蘭嶼−23:鰭尾

Kodou-2499.jpg Kodou-2500.jpg Kodou-2501.jpg
【写真説明】蘭嶼の最北端は尾鰭(おひれ)ならぬ鰭尾である。俯瞰図で判るようにその形状から点名となったのだと想像される。最南端の南岬角と同じく地籍三等三角点が埋定されているのを知ったのは三回目の上陸前である。鰭尾は標高200bの狭い断崖であり、日本時代創建の優美な灯台が建っている。今は正式には「財政部關税局蘭嶼燈塔」だ。ここも初回の上陸時に立ち寄っているのだが、青青草原より更に印象が薄い。当時撮影した写真が一枚だけ残っており(「蘭嶼−9」)筆者の微かな記憶を証明してくれた。灯台は一般開放されていないので三角点が敷地内にあることを心配したが、敷地外にありラッキーだと思った。左写真は灯台へ辿る自動車道途中から南側、蘭嶼の表玄関、椰油村(ヤユウ)開元港方面を望んだもの。中央写真は灯台南側に位置する小天池(蘭嶼の著名な観光スポットの一つ、大天池に対する。大天池については「蘭嶼−15」参照)から望んだ鰭尾。同写真左側上に灯台の頭部が写り込んでいる。大天池の方も初回上陸時のみ探訪したが、当然の如く水を湛えていた。小天池の存在を知ったのは三回目の上陸前だ。二つながら足を延ばしたが、今年前半の台湾の異常乾燥のせいでどちらも完全に涸れ果てていた。(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする