2019年06月22日

『水の古道』阿罩霧[土/川]−1

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【写真説明】「阿罩霧」は現在の台中市霧峰区の古名である。阿罩霧山は同区東部にある朝陽科技大学の裏山で、この裏山一帯は農道がそのまま遊歩道になっており、地元の老若男女が専ら目指すのは、台湾小百岳の一座で二等三角点を持つ標高249bの阿罩霧山には非ず、福徳宮なる土地公が鎮座する近くに設けられた涼庁(左写真)、及び展望台である。この展望台の向かい側に平坦な山頂を持つ阿罩霧山が対座しその峰越しに台中市街地が拡がる(中央写真:三角点は平たい三つのピークの内、最も左側)。絶景である。他方、遊歩道上には阿罩霧山への指導標は一切無く、三角点迄辿り着くのはちょっとしたパズルである(右写真)。
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2019年06月29日

『水の古道』阿罩霧[土/川]−2

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【写真説明】左写真は、台中市霧峰区区役所脇を走る民生路東側に沿う、嘗ての台湾五大家族の一つ、霧峰林家邸宅群の一部、一般に公開されている「霧峰林家宮保第園区」。中央写真は、その邸宅群の北側、同じ民生路路上にある、大正3年(1914年)設立の台湾基督長老教会霧峰教会の側面、既に百年を経た日本時代建築時の優雅なデザインがそのまま残っているが、古蹟指定にはなっていないようだ。偶々協会のトイレを拝借した際、気付いた。右写真は、同邸宅群南側に位置する霧峰区区役所脇、これも民生路路上の下水道マンホールに「阿罩霧」の文字を見付けた。これが阿罩霧山に続く「阿罩霧」との二度目の遭遇になった。暫くはこの下水道が阿罩霧圳の一部と勘違いしていた。
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2019年07月06日

『水の古道』阿罩霧[土/川]−3

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【写真説明】左・中央写真は霧峰市街地南端、国道6号線高架下に佇む「烏渓治水工事竣功記念碑」。日本時代の記念碑石碑様式に拠っている。記念碑正面「烏渓治水工事竣功記念碑」の表題下に「昭和六年十月起工/昭和十四年十月竣功/工費金六百六萬圓餘」のプレート(右写真)が嵌め込まれ、背面には「昭和十四年關係地方民建立」のプレートが嵌め込まれているが、それらプレートの年号の部分はすべて削り落されている。
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2019年07月13日

『水の古道』阿罩霧[土/川]−4

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【写真説明】烏渓治水工事竣功記念碑と省道3号線を隔て真向かいの象鼻路上に位置す阿罩霧圳第一水門、左写真右側が日本時代水門、左側に現代の水門がある。中央・右写真は日本時代水門を阿罩霧圳南側から撮影。下掲載写真は水門上の銘の拡大、並びに水門詳細。
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2019年07月20日

『水の古道』阿罩霧[土/川]−5

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【写真説明】左写真は阿罩霧圳新第一水門越しに旧水門を臨む。中央写真は第一水門南側の阿罩霧圳景観。同写真に写る簡易渡槽は日本時代のものか?更に阿罩霧圳を南に下ると、遊楽客を意識したと思われる手摺が現れ、その先に大きな水車が阿罩霧圳に掛かっている。曰く「下抄封支線水車/臺灣南投水利會/103.3」とあるので、観光用アトラクションとは思えず、灌漑を担う設備のように思えるが、2014年に竣功させたにしては何等かの機能を果たしているようには見えず。何処かで台湾一大きな水車とのキャッチフレーズを見たことがある。(終り)
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