【写真説明】左写真は来義郷丹林村復興社区、パイワン語の漢音表記は喜楽発発吾社にある森林公園の中に置かれた「太陽之子排湾的栄耀」と題されたレリーフ。小振りだが実に気持ちの良い公園である。同公園内にパイワン族の石板屋を模した「二峰[土川]水資源歴史文物館」があることになっている。なっていると書いたのはこの文物館がオープンしたは2005年9月なのだが、一体何時一般の参加者に解放しているのか皆目見当が付かず、最近出掛けた折も日曜日だったにも拘らず閉まっていた。看板も掛かっていない。恐らく学童の為の教育資料館みたいな利用のされ方になっていると思う。この村で日本時代に建設された二峰[土川]を通じ地下を運ばれた水は地上に姿を現す。中央写真は、二峰[土川]が地上に出て来る場所、左側の水路の方で、灌漑用水路。その左側水路が溢れると真ん中の堰を介して右側水路に流れ出し林辺渓へ戻っていく。手前に写る水門の部分は戦後のものだが、二つの水路並びに両側の堤は日本時代のまま。実に鮮烈な水が滔滔と流れており驚く。右写真は二峰[土/川]に架かる水門の一つ。水門の上部構造は戦後のものであるが下部は日本時代のものを流用している。
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