


【写真説明】2004年5月に苗栗県三義市街の木彫博物館脇に設えられた「四月雪小径」で撮影した油桐(アブラギリ)の花。ウィキペディアに曰く「台湾で『桐』という字はアブラギリを指す。台湾を代表する植物である。」が、日本にも自生する。今や、台湾では油桐花は客家文化と抱き合わせになり、まるで苗栗県の専売特許の様相を呈しているが、実際は初夏になると台湾各地で見られる。台湾を代表するようなイメージを帯び始めたのは、日本時代、油採取の為に栽培が奨励されたからというのが私の聞き齧りの知識なのだが、手元にその確証を持ち合わせていない。いずれにしても、満開の油桐花は純白故、実に心が洗われる気分になる。因みに、博物館の名前が示す通り、三義には木彫工房、販売店が集中する。私はこの博物館の駐車場を台湾北部に出掛ける際の露営地として愛用している。
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